近年、サウナ文化の中で新たなトレンドが広がっています。
その名も「ウィスキング」。
ウィスキングとは、ラトビア発祥の伝統的な入浴法「ピルツ」を基にしたもので、「ヴィヒタ」を使用して専門の施術師(または自分)が、植物の束を入浴者の全身に押し当てたり、軽く叩いてマッサージ行うリラックス効果抜群の施術です。
今回は、ウィスキングの起源や効果、具体的な施術内容などを解説し、その魅力に迫ってみたいと思います。
ヴィヒタで叩いたり、マッサージしたり、という施術を「ウィスキング」と呼ぶのだ
ウィスキングとは?
起源と伝統
ウィスキングの起源は、ラトビアで古くから行われていた伝統的な入浴法「ピルツ」だと言われています。
ラトビアは森林や湖に恵まれた自然に囲まれた土地柄で、古来から自然を崇拝し、その恩恵を受けることが重要視されてきました。
ピルツはサウナ室内で植物やハチミツなどの”自然素材”を使って行う入浴法で、心身の浄化と健康維持が主な目的でした。
このラトビアの伝統的な入浴法が基になり、ウィスキングが生まれました。
ウィスキングの主な種類
主な国:
バルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)
特徴:
ヴィヒタ だけでなく、スクラブやハーブティーなど自然素材を多用。
自然信仰が反映され、儀式的で民族楽器や民謡が取り入れられることも。
主な国:
ロシア
特徴:
高温のサウナ室で力強い施術が行われる。
サービス的要素が強く、仲間との談笑や飲食が楽しみの一環。
主な国:
フィンランド
特徴:
ウィスクがサウナ施設に常備され、自分で肌に当てるセルフウィスキングが主流。
儀式的な要素は薄く、普段からポピュラーな入浴法として普及。
国によって施術方法が違うのも興味深いのだ
ウィスキングの効果
血行促進と冷えの改善
ウィスキングを受けることで、サウナ室内での温熱と植物の有効成分により血行が促進されます。
これにより、冷えによる不調の改善が期待されます。
頭痛、腰痛、むくみ、不眠など、「冷え」に起因する体調不良の緩和が期待できるのだ
美肌効果
植物の有効成分を使用した施術により、古い角質が取り除かれ、新陳代謝が促進されます。
これにより、肌が整い、美肌効果が期待されます。
ストレス軽減
ウィスキングは独自のリラックス効果があり、施術中に普段の喧騒から離れ、心が静まる状態を提供します。
ウィスキング施術の仕方
ウィスキングの基本的な手順:
ウィスキングを受ける前に、施術者とのカウンセリングが行われます。
体調やアレルギーの確認、施術の希望などを伝えましょう。
施術を受ける前に、提供された施術着に着替え、シャワーで体を洗浄します。
清潔な状態で施術を受けることが重要です。
シャワーを浴びた後、サウナ室に入ります。
鐘の音でサウナ室が清められ、心身を整える準備が整います。
施術者はヴィヒタを使用して、受け手の体を優しく叩いたり、さするようにマッサージします。
施術は体の各部位に行われ、植物の香りや触れる感触が心地よいリラックス感を生み出します。
施術途中には休憩が取られ、水分補給が行われます。
体調を整え、新しい空気を取り入れます。
施術者がオリジナルのスクラブを使用して、受け手の肌をマッサージします。
古い角質が取り除かれ、肌が滑らかになります。
再度ヴィヒタを使用して全身を施術します。
リズムや力加減が変化し、心地よい刺激が続きます。
冷水や外気浴で体を冷まし、クールダウンが行われます。
これにより、体温が安定し、リラックスした状態が続きます。
保湿ケアが行われ、ハチミツやローションが使用されます。
この時には、施術者との談笑やアフターケアが行われます。
サウナ室から出て体を冷まし、最後に保温されたシーツで体をくるみます。
すべての工程が終わると、施術は終了です。
最後にシャワーで体を洗い、施術着に着替えます。
まとめ
ウィスキングは、自然との調和、文化の受け継ぎ、そして心身の調和をテーマにした新たなサウナ体験です。
その独自のスタイルと効果から注目を集め、今後ますますウィスキング文化が拡大することが期待されます。
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